小説書きたい病にさいなまれています。
やっぱり書くことが大好きなんだなと、ふと思っては安心しています。
創作意欲がなくなったら、それこそ終わりですからね~。
こんなに書くことが大好きなのに、実は昔、文字ばかりの本が大嫌いでした。
図鑑はページが落ちるくらい読み込んでいましたが、文章を読むのは大嫌いでしたね。
活字なんか大嫌い! 外で虫を捕まえているのが楽しいの!!
と言っては、バッタやらカナヘビやらを虫かごに詰め込む日々でした。
もちろん作文なんて大嫌い。
夏休みの最大の敵でしたね。
400字詰め原稿用紙に5枚なんて指示があると悲鳴を上げていました。
それが今じゃ、2週間で450枚を超えちゃうんですからビックリですよね。
今度は書きすぎるという悪い癖がついちゃいましたが…。
小説を読むようになったのは中学2年か3年くらいの頃です。
友達に勧められて本を借りたんですが、それがライトノベルだったんですね。
この頃はライトノベルなんていうジャンルさえしらなかったので、
読んでみて衝撃を受けました。
文字ばっかりなのに、漫画みたいなんですから!!
創作は小さいころから大好きだったので、小学生の時は漠然と「漫画家になりたいな~」と思っていました。
でも実際絵を描くと、ものすごく時間がかかる。
自分の頭の中のものを思うように出せなくて、苛立ちを覚えることもしばしばでした。
でもライトノベルは文字ばかりなのに漫画みたいに人の想像力を刺激して、
それでいて一冊の本におもいっきりたくさんのストーリーが詰め込まれている。
文字の素晴らしい可能性に気がつきました。
中学3年の時、初めて小説を書きました。
多分400字詰め原稿用紙50枚くらいでしょうか…。
当時は書き始めに悩みまくり、言葉のつなげ方に四苦八苦し、色々な小説を手本に書きました。
色々な手法を真似しまくって、書いては消してを繰り返して…。
原稿用紙にあんなに真剣に向き合ったのはこの時が初めてだったと思います。
完成してみると、絵では表現しきれなかったストーリーがコンパクトにまとまってしまったので、本当に驚きました!
自分の想像したストーリーを完結させることができる力を文字の中に見出して、それからはもうずっと小説ばっかりです。
白い紙や原稿用紙を見るとわくわくしてきます。
これからこの何もない紙に、どんなふうに自分の想像したストーリーを描いていこうか、と。
それは真っ白いキャンバスに絵具を置くようで、
丸太を彫って彫刻を作るようで、
五線に音符を置いていって音楽を紡ぐような、
そんな作業となんら変わらない気がします。
とにかく気遣うことは、
描くように書くこと。
読み手が思いっきりイメージできるように文章を構築しよう。
そんな自分の目標についてあらためて考えると、
私は人の頭の中に絵を描こうとしてるんじゃないかと今気づきました。
やっぱり絵は今も昔も好きみたいです。
変わったことと言えば、創作の手段に文字が加わっただけでしょうか。
[2回]
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