新たに加えました「創作迷路」というカテゴリー。
ここでは悶々とした創作への悩みや自分なりの解決策を吐露していきたいとおもいます。
悶々悶々…。
さて、第一回目は「伝えるということ」について。
表現者の一番大事なお仕事は「伝える」ことですよね。
私はそう思っています。
でもそれは自己満足じゃいけません。
見てもらった人の心に何かを残すため、表現者は表現するのだと思います。
ですから、
何かを残さなきゃ!!
私が小説を書く時に一番大切にしているのは、テーマを明らかにすること。
こんなことを伝えたい、
あんなことを伝えたい…。
それがストーリーを決定してゆく一つの要素になるんです。
でも私の悪い癖は、かなり重苦しいものを題材にしてしまって、
ストーリーがどんどん重くなって沈んでしまうということ。
たまには、はっちゃけた楽しいものも書くんですけどね。
反動のようなものです。
そしてもう一つの悪い癖は、書きすぎてしまうということ。
枚数的にもそうですが、描写が押しつけがましくなってしまうんですよね…。
どうしたもんか~ですよ…。
テーマが重すぎるから、という理由もあると思います。
非日常的な内容ですと主人公の気持ちはくみ取りにくいですから、
(なんせ非日常的だと、普通の人が体験したことないようなことを主人公がしてますから)
そこをどう読み手に伝えるかに燃えたぎってしまうわけです…。
要は加減がわかっていないんですよね。
どこまで説明すれば分かってもらえるのか、
どこから説明しなくても伝わるのか、
ボーダーラインが分からずに悩んでおります…。
特に後者の!!!!
こんな風に悩むきっかけになった作品が『森羅万象の子』です。
一つ作品を仕上げると、一つ大きな問題が浮上します。
その問題をクリアしたら、また一つ問題が。
その繰り返しでここまで成長できたんで、問題が見えている今はまだまだ伸びしろがあるのだと信じています。
(これでもずいぶんと成長したんですよ~、これでも…。ああ、もっと成長したい…)
伝えるということ、
それは自己満足と押しつけの融合のようなものではないでしょうか。
うまく両者のバランスがとれるようになれば、読んでいて楽しい、それでいて何かを得られるような作品が作れるようになるのでしょうね。
匙加減を微調整していこうと思います。
頑張るぞーーー!
[1回]
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